とっておき?味語りD

よそでおいしいものを頂いて、「うむ、この味は絶対に真似して見せるぞ」
という時、私は必ず決まった姿勢を取ることにしています。全身の力を抜き、右手をこめかみに軽く当てて目を閉じます。レストランのざわめきも音楽も、同席している友人達の会話もみな消えて、私は闇の中にひとり座って、無念無想でそのものを味わっているというつもりになるのです。どういうわけか、この時、全神経がビー玉ほどの大きさになって、右目の奥にスウッと集まるような気がすると、「この味は覚えたぞ」ということになります。
-------------------ここまで、向田邦子著 眠る盃『幻のソース』より引用


何かを自分のものにしようとするときの集中力。
無念無想の「無」む〜〜〜〜〜〜〜う〜〜〜〜〜〜〜〜〜「有」へ。


何もないから掴めることもある。


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